日常生活をマーケティングに置き換えてみる


チェリケン

エスニックジョークにこういうものがある。
割と有名なので知ってる人も多いのではないでしょうか。

ある船に火災が発生した。船長は、乗客をスムーズに海へ飛び込ませるために、

様々な民族の人が乗った豪華客船が沈没しそうになる。
それぞれの乗客を海に飛び込ませるには、どのように声をかければいいか?

ロシア人には、海の方をさして
「あっちにウォッカが流れていきました」と伝える。

イタリア人には、
「海で美女が泳いでます」と伝える。

フランス人には、
「決して海には飛び込まないで下さい」と伝える。

イギリス人には、
「こういうときにこそ紳士は海に飛び込むものです」と伝える。

ドイツ人には、
「規則ですので飛び込んでください」と伝える。

アメリカ人には、
「今飛び込めば貴方はヒーローになれるでしょう」と伝える。

中国人には、
「おいしい食材が泳いでますよ」と伝える。

日本人には、
「みなさん飛び込んでますよ」と伝える。

韓国人には、
「日本人はもう飛び込んでますよ」と伝える。

by wilipedia


なぜ前述のエスニックジョークを例に出したのかというと
弊社にインターンに来ているチェリケン君 のfacebookへのコメントに対し
思うことがあったから。

 

話を聞いてる人がどういう人で、どう伝えれば心がゆらぐのか?

察するに、彼はfacebookを周りの人にオススメしていたよう。
けれど彼の周りの人はあまり興味を示さず、そのときに彼はこう思ったそうだ。

”「この人(who)が言うからやってみようかな」と思わせられる人間かどうか。
それが僕にはなかったんだと思います” と。

けれどそれは違う。
彼にたりなかったのはwhoではなく
話を聞いてる人がどういう人で、どう伝えれば心がゆらぐのか?
のマーケティング不足だったのではないだろうか。

 

語りかける相手によって、語り方を変えることで成約率はアップする

前述したエスニックジョークはどちらかというと皮肉った内容なのだけど
わかりやすいかなと思ったので例にだしてみました。

船長は語りかける言葉を変えたけれど、
結果みんな海へ飛び込ませることができただろう。

無理矢理マーケティングとして置き換えると

「海へ飛び込ませる」ことが成約ポイントなのだとしたら
セールスレターをターゲットにより変えただけで、成約率100%。

それも、どの人も損をしていない。

 

もしもわたしが彼で、語りかけた相手が学友なのだとしたら

「facebookをすること自体に価値があるとは僕は思ってない。

それをどう活用するかが大事で、出会った人に改めてお礼を言えたり
自分のしていることを少しでも目にしてもらえるようにできる。

普通に学校に通っているだけではない可能性を、
1%でも上げることができるなら、やらないよりはやったほうが得だと思ったんだ。」

どうだろう、少しでも興味をもってもらえるなないかなあ。

 

大事なのは相手をおもいやり、本当に相手にとって有益な情報をつたえること

興味がない人にこっちを向かせるのがマーケティング力かなって私は思ってます。

けれど、話を聞いている人が、それぞれに生活や価値、それまでの生き様や文化など
様々な違いがあり、心を動かすハードルというのは高さ・種類ともに千差万別。

  • 異性と出会いたいのか
  • 仕事(就活)のつながりが欲しいのか
  • 旧友との出会いが欲しいのか
  • ただのひまつぶしがしたいのか
  • 日記として使いたいのか

それぞれの人に、少しでも動く価値を伝えることができ、
そしてそれを手にした人がHappyになるようにできたらいいなと思う。

おわり